六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)は、いまから1000年以上前に、踊念仏で知られる市聖空也上人によって開創された古刹です。
空也上人は醍醐天皇の第二皇子でありながら、疫病の蔓延する京都市中を十一面観音像を車に乗せて引き、病人にお茶を振る舞い、多くのひとを救済しました。その十一面観音像は国宝にも指定され、12年に一度開帳される秘仏として、いまに伝えられています。西国三十三ヶ所観音霊場の第十七番でもあります。また、口から仏さまが歩き出す姿をとらえた鎌倉時代の傑作空也上人像は、日本史の教科書にも載るほど有名な像です。
本堂脇に立つ十一面観音像は、「縁結び観音」と呼ばれています。お参りすれば、恋愛が成就し、縁結びのご利益があるそうです。
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